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2020年02月26日
不動産売買の知識

不動産のアフィリエイトサイトは素人が書いたウソ情報に注意!宅建マイスターとして問題点を指摘します

不動産売買に関する疑問や悩みがあれば、Google検索しますよね。そうすると…アフィリエイトのサイトやブログがたくさんヒットするはずです。これらの記事は、広告報酬を目当てに素人が書いたものが多いため、間違った情報がかなり書かれています。

 

不動産売買は高額な商品の取引になりますから、間違いやウソ情報が出回っている状況を見過ごすわけにはいきません。上級宅建士の宅建マイスターとして、注意を促すためにこの記事で問題提起したいと思います。

 

不動産業界15年宅建マイスター(上級宅建士)2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~

不動産のアフィリエイトサイトって何?

「アフィリエイト」とは…?

まず、ここから簡単に説明しますね。

 

広告主にあたる、「不動産屋さん」・「一括査定サイトの運営会社」などのサービスをWebページやブログなどを通して紹介しながらユーザーにオススメします。

 

このWebページやブログを閲覧したユーザーが、サービスに興味を持ち、資料請求・問い合わせ・来店・成約などの成果があった場合、広告主からWebページやブログの運営者に対して報酬が支払われる仕組みがアフィリエイトです。

 

PV数の多いWebサイトを作り、そこに来てくれた人へサービスをオススメすることで、広告収入を稼ぐことが目的になっています。

アフィリエイトサイトが間違った情報・表面的で役に立たない情報ばかりの理由

アフィリエイトなどで広告収入を稼いでいる人たちはWebのプロです。ユーザーが検索するキーワードを選び、Googleから評価される文章の書き方も熟知しています。

 

このような人たちですから、ネットで情報を集めるのはお手のもの。また、ライターに記事執筆を依頼して一気にサイトを構築する技術もあるのでしょう。

 

つまり、記事を書いているのは素人で、ネットなどから情報を引っ張ってきているだけの可能性があるわけです。

 

素人がネットから情報を集めてきたのであれば、内容は薄くなりますし「その先が知りたい…」という要望に応えることはできません。また、知識も経験もないわけですから、ネットに記載された情報が間違っていることに気が付くことも当然できないでしょう。

 

もちろん、全てが不動産の素人と言うわけではなく、「元不動産屋さん」・「不動産鑑定士」・「マイホームを売買した経験者」などが記事を書いているサイトもあります。

 

しかし、これってどうでしょうか…。

 

「元不動産屋さん」は

営業数字が上げられなくて辞めていった営業マン

 

「不動産鑑定士」は

不動産「取引」の経験がほとんどない先生

 

「マイホームを売買した経験者」は

1度不動産売買を経験しただけの人

 

…かもしれませんよね。

 

この人たちが広告収入目当てで、こう、言い切ります。

 

「一般媒介契約がオススメ。まずは一括サイトを利用しよう!」

「査定は一社じゃダメ!一括査定サイトを利用しよう!」

 

こんな記事、信用できませんよね?

 

高額な不動産取引を語るには、知識も経験もたりていません。不動産取引の仕事に情熱を注いだことがないのに、なんで自信満々に記事を書けるのかなぁ…。不思議です。

 

ちなみに、不動産のアフィリエイトは成果を出すのが難しいと言われているようです。不動産のサイトに時間をかけすぎると費用対効果が悪くなりますから、数あるジャンルの1つとして、時間も労力もそれなりにしか投入しないで運営している人が多いのだと思います。

 

結果、薄い内容の記事をある程度書き終わったら更新をストップしているサイトがたくさんあります。不動産の制度は頻繁に改正され、税法は時限立法がたくさんあるのに…困ったものです。

不動産アフィリエイトサイトがGoogleで上位表示される理由

Webページ・ブログはさすがWebのプロが作っているだけあり、見やすく綺麗で、記事には網羅性があり、ユーザーが求めるタイトルで記事を量産しています。

 

もちろん、SEO対策もバッチリ。

 

不動産取引の知識と経験がたりていないだけで、このあたりは「さすがだな…」と素直に思います。

 

やる気があってマジメな不動産営業マンと、アフィリエイトサイトの運営者がタッグを組めば、もっと良いサイトができそうな気もしますけど、不動産営業マンは広告収入よりも問い合わせをもらって仲介手数料をもらう方が儲かるので、チームを組むことはできないのかもしれませんね。

 

(おまけ)不動産屋さんがどれだけWebを理解していないのか

 

ゆめ部長がWebページの構想を知り合いの営業マンに話したら…

 

「情報を全て公開するなんてアホか?」

「全て書いたら問い合わせをもらえないじゃないか!」

「秘密情報を持っているからプロなんだ!」

 

とか言われます(笑)

 

残念なお知らせですけど、あなたが持っている「秘密情報」なんて、別の誰かが当然のように知っていて、時間が経てば情報公開されてしまいます。それなら、誰よりも早く、誰よりも詳しく、情報を発信した方がイイと思いますよー。ってアドバイスしても聞く耳持たず。

 

営業マンにWeb集客を理解させるのはムリか…。

 

でも、不動産営業マンが立ち上がらない限り、不動産業界はIT業界に取り込まれてしまうような気がします。今だって、稼いだ仲介手数料の大部分を広告業界・IT業界に奪われている状況ですから。まぁ、これも自然淘汰で仕方ないのかな。

不動産アフィリエイトサイトの問題点

アフィリエイトサイトはプロが作っているため、Google評価が高く、検索1ページ目に表示されます。そうすると、記事を書くのはヘタクソでも、すごく良いことを書いている不動産屋さんの記事が埋もれてしまうという問題があります。

 

タイピングが苦手なのかな…?

 

文字数が少なすぎたり、問題を解決した経緯が書かれていなかったりするので、Googleの評価は高くなりません。でも、実際に現場で起きた問題を自力で解決した経験値は、多くの人の役に立つものなんですよね。

 

あぁーーーもったいない!!!

 

全国にある老舗の不動産屋さん(おじいちゃん)!

あなた達の知識・経験・専門性は「宝」です。

是非、Webの勉強をして情報発信してください!!

人生100年。70歳で引退は早すぎると思いませんか!?

 

問題をもう1つ。

 

アフィリエイトサイトを信じているから、最近のお客さまは的外れなことを自信満々に言い切ってきます。

 

ハッキリ言って、業務に支障が出て大迷惑です!!

 

例えば、諸費用の概算を提示したときに「ネットにはもっと安い金額が書かれていたぞ!」と言われたことがあります。実際は、相場よりも諸費用を抑えているので、そんなことはありえません。

 

で、そのWebページを見てみたら…

 

「所有権移転登記の司法書士報酬が3万円」と書かれていました。

 

難しい試験を突破して、責任のある仕事をして、報酬がたったの3万円??専門家の仕事を軽く見たらダメだよ。

 

ついでに他の記事もチェックしてみました。

 

「物件購入の諸費用」というタイトルの記事を読むと、銀行事務手数料や銀行保証料について一切書かれていませんでした。別の記事へ飛ぶと書かれていましたけど、銀行費用(銀行事務手数料や銀行保証料)だって諸費用の1つですから記事内で全て解説するべきでしょう。

 

記事を分割してPV数を増やしたいのかもしれないけど、紛らわしいタイトルを付けたり、読者に誤解を招くような記事はダメだと思います。

 

というわけで、不動産アフィリエイトサイトが評価されることで

 

良記事(の卵?)が埋もれる

ウソ情報で不動産取引の現場が混乱する

 

という問題が生じているよ、というお話でした。

こりゃあダメだ…と思った不動産アフィリエイトサイト

アフィリエイトサイトの目的は広告収入を得ることでしたね。広告主から大きな報酬を得られるサービスを中心にWebページで紹介・オススメしています。

 

紹介したいサービスがまず先にあり、

対象ユーザーが疑問に思うことを記事タイトルにして、

Webページへ誘導しているわけです。

 

最近多いのは「売却するなら…一括査定!」というアフィリエイトサイトですね。

 

ユーザーが一括査定へ申込をするだけで多額な広告収入をもらえるので、自分で一括査定を使ったことがない人も、さらに言えば、不動産売買をしたことがない人ですら、このサービスを皆さまへオススメしてきます。シロウトの自分がオススメしても信頼がなくて申込にならないと思えば、不動産鑑定士とタッグを組んだりもしているようです。

 

「誠実」なんていらないのかな?

 

ゆめ部長が「酷いな…」と思ったサイトを紹介します。

 

不動産鑑定士が査定方法の記事を書き、途中から一括サイトへ誘導するこのWebページには次のように書いてありました。

 

1つの一括サイトでは足りない!

下記3つの一括査定サイトへ全部登録しましょう!

 

一括査定サイトは、1つだけでも3社~10社くらいに査定依頼をします。それが、3つの一括査定サイトに登録したら…10社~30社に査定させることになってしまいます。

 

多くの不動産屋さんがタダ働きをさせられて、

登録したお客さまは嫌がらせのような連絡に耐える。

 

得したのは誰でしょうか?

 

そうです!「一括査定サイト」と「アフィリエイター」ですね。

 

じゃあ、利益になる報酬はだれが払っていると思いますか?

 

不動産屋さんですね。

 

で、その不動産屋さんが払うお金はどこから出ますか?

 

はい。正解。仲介手数料。

 

仲介手数料が高いって言いますよね。でも、皆さまが無料サービスを使い続けるから仲介手数料も高いまま!だと見ることもできるんですよ。

 

さぁ、皆さま。これを許せますか??

 

ちなみにですけど、ゆめ部長が一括査定サイトがダメだと思う理由の1つに「信頼できる会社だけを厳選して紹介します。」と書いてあることにあります。

 

一括査定サイトは、不動産テックの流れでIT業界の人が参入してきて作ったものであり、不動産業界の人が作ったものは少ないと思います。その人たちが、どうして不動産屋さんが信頼できるかどうかを判断できるのでしょうか?

 

それに、一括査定サイトからすれば、広告費を支払ってくれる不動産屋さんはお客さまになります。「ウチも一括査定サイトに登録したい!」と言われて断るわけがないと思いませんか?つまり、不動産屋さんを厳選することなんてできないんですよ。

 

とにかく、一括査定サイトは根拠がなさすぎてツッコミどころ満載なのです。

 

住宅ローンを紹介するアフィリエイトサイトも同じですね。広告収入が高い順番に並べたランキングサイトもあります。

 

実務を経験していれば、金利やサービスは良くても、住宅ローンの融資実行までに時間がかかりすぎて使えない金融機関があることは知っているはずです。しかし、その銀行もオススメランキングでは上位になっていました。しかもFPが書いた記事…。

 

このことからも、不動産売買のシロウトや、不動産売買の実務を知らないFPが書いているのは間違いないな…と推測できるのです。

 

そもそも、ランキングってどうなのかと思いますよ。

 

徹底的に研究したり、実際に使った経験でランキングしているなら良いですけど、ランキングするにあたって商品説明の細かい文字まで全部読んで作っていないのは明らかです。「報酬が高いから私のために問い合わせをして欲しい銀行ランキング」を「オススメランキング」にしているのでしょうね。

最後に…

アフィリエイトサイトは、デザインが良くて見やすいですし、内容が網羅されているので、よくできたサイトのように見えます。しかし…内容が薄く、その先が知りたい…ということには触れられていません。そして、間違った情報もたくさん記載されていますから要注意です。

 

このWebページいいな…と思ったら、一括査定や住宅ローンなどをお勧めするアフィリエイトサイトでないかを確認しましょう。広告がたくさん貼られていれば、そのページは、皆さまに情報を伝えたいのではなく、広告収入を狙っているだけですから、信用し過ぎたらいけないのです。

 

医療系サイトWELQ(ウェルク)問題で、人の命や健康に影響を与える内容に関してはGoogleの監視が強まりました。不動産も今後は改善されていくと思いますが、それまでの期間は、皆さまに注意して欲しくてこの記事を書きました。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

お知らせ…

「セラーズエージェント」「手数料0円売却」は現在準備中です

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年、仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも…不動産業界にはなんか暗いイメージがあり、このままではダメだと思っています。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人たちが楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。会社が幸せの発信基地になり、小さなHAPPYが拡がって欲しいと願っています。できることを1つずつ。コツコツ「幸せの種」をまいていきたいですね。
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