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2018年12月30日
不動産売買の知識

結局1番最初に見た物件を契約するのはよくある!売主さまは探し始めのお客さまも大事にしよう!

はじめて内覧した物件にご縁があって「マイホーム」になる。実は、けっこうある話なんですよ。「これだ!」というインスピレーションが働いたのなら、それは素敵な出会いかもしれません!そのご縁を逃さないようにしてくださいね。

 

新人時代に八王子で契約した新築戸建てのお話をご紹介します。

 

不動産業界15年宅建マイスター(上級宅建士)2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~

 

【目次】

1.  買主さまはこういうお客さまだった!

2.  八王子の新築戸建てはどういう物件?

3.  その後はどんな物件を見て回ったの?

4.  不動産屋さんはどこまで付き合ってくれるの?

5.  この案件を通して不動産営業の新人さんに伝えたいこと!

6.  最後に…

買主さまはこういうお客さまだった!

お客さまは阿佐ヶ谷駅にお住まいで、夫婦のどちらも中央線沿線で勤務。「杉並区・三鷹市に住みたい!」という考えはなく、価格が高い三鷹駅のバス便よりも、通勤しやすいことを重視して電車で西側に行った方がいいと考えていました。

 

バス停が近いならバス便もOK・駅から近いなら西武多摩川線(支線)の物件もOK・駅から20分歩くなら西側の駅近を選びたい。こんな感じで希望条件を整理していくことは大事だと思います!

八王子の新築戸建てはどういう物件?

お客さまは上記のような考えでしたので、最初から三鷹市・小金井市・国分寺市…そして立川市も飛ばして八王子駅の新築戸建を見に行きました。

 

物件は八王子駅から徒歩で10分ちょっと。南道路の4LDKで延床面積は約100㎡の2階建。住宅ローンの返済はゆとりがありますし、陽当良好なのもすごく高評価だったようです。しかし、建築が始まったばかりでまだ基礎工事の段階。完成するまで3か月はかかるな…という状況でした。

 

生活をイメージできなかったこと、他の物件も見比べてみたかったこともあり、この後たくさんの物件を一緒に見に行くことになりました。「最初に見た現場がこれだけ良かったから、もっと良い物件が見つかると思っていたんだけどね。」契約後にお客さまが言っていた言葉です。

その後はどんな物件を見て回ったの?

ここから、毎週末にあっちこっち物件を見て回ることになりました。

 

最初の希望条件を少し変更して「予算を伸ばしたらどうだろう…」「バス便の物件も見てみよう」「中央線以外の沿線も見てみよう」となり、この後、物件を10回くらいご案内することになります…。

 

三鷹駅~武蔵小金井駅のバス便物件、西国分寺駅・立川駅・日野駅・豊田駅・八王子駅の物件を見た後は、西武新宿線の小平駅あたりまで、その次は京王線の聖蹟桜ヶ丘駅・百草園駅なども行きました。正直なところ「もう物件見るのが趣味になっていませんか?」と心の中で思っていたのを覚えています…。

 

このようにたくさんの現場を見て回った結果「1番最初に見た八王子の現場が良い!」という結論になった頃には建物が完成し、販売が少し長期化していました。売れ残ってしまい価格が下がっていましたので、お客さまからすれば「すぐに決めなくて良かった!」と思うでしょうけど「あれだけ現地を見に行って、結局、ここなのか…」と心から感じた案件になりました。

 

ちょっと余談を。

 

私が不動産業界に入ってはじめてお客さまをご案内したのがこの案件でした。頑張りすぎであきらかにオーバーワーク。八王子の物件から高速道路を使って調布に向かう途中、居眠り運転で何度か斜線をはみ出し「ビーッッッ」というクラクションを何度も鳴らされてしまいました。本当に迷惑をかけてしまったと反省しつつ、事故にならなくてよかったな…と。

 

いま思うのは、上席は部下のサポートをしてよ!ということです。不動産業界での定着率が悪いのは、上席のサポート能力が低いことも原因なのでしょうね。営業力しかなくて管理能力が低い上席は営業に戻って欲しいと思います。

不動産屋さんはどこまで付き合ってくれるの?

正直いいますと、この案件は赤字でした。私が社会人1年生で入社した会社は「車持ち込み・ガソリン代と携帯代は自己負担・交通費も退職金もなし!」でしたから、三鷹駅の事務所から何度も小平・八王子・百草園まで車でご案内した結果、ガソリン代と高速代だけで相当な出費になりました。

 

さらに、私は心配性でご案内前日に必ず現地確認・下見をしていましたから、本当に大変でした。下見・案内・物件調査・現地立会…。もう思い出したくないです。

 

ふつうの不動産屋さんがここまでお客さまにお付き合いすることはまずないでしょう。大手勤務時、案内10回をこえたお客さまがいることを知った店長から「このお客さま、決まるの?そんなことしてないで決まる人やりなよ(怒)」なんて言われました。店長の立場を理解できる今は「そりゃあ、そうですね。」と思います。

 

ほとんどの契約はご案内1回~3回で決まるものです。では、どれくらいまでなら私たちがお付き合いできるのか?というと、エリア外の物件を週末の1日を使ってご案内するなら2回・3回が限界だと思います。1回も対応してくれない不動産屋さんも多いはずです。

 

近いエリアの物件を1回で1件~3件ご案内する場合は5回くらいでしょうか…。居住中の物件は内覧予約をするだけでも結構手間がかかりますし、空室で鍵を借りに行かなければいけない場合もかなり時間が必要になります。

 

私は10回以上ご案内したお客さまがたくさんいますけど、ある日、突然連絡が途絶えることがとても多いのです…。お客さまが一所懸命探しているから自分も頑張ろう!と思うからこそ10回以上のご案内にもお付き合いするのですけど、あっさり裏切られることがあります。そして、私の仕事に対する報酬は0円…。

 

不動産仲介の報酬は「0 or 100」「All  or Nothing」なのが問題だと思います。1回のご案内で5,000円でもらうことにすれば、「とりあえず見たいだけ。(タダだから)」とういお客さまに対応せずに済みます。不動産屋さんは成功報酬の仲介手数料以外は請求できないので改正は必要ですが…。このあたりはまた別の記事に譲ります。

この案件を通して不動産営業の新人さんに伝えたいこと!

ちょっと話は脱線します…。

 

この案件は「新人」だから最後までお付き合いできた案件ですが、とても勉強になりました。使った時間・労力・経費を考えてしまうと、今の私では最後まで対応しきれませんけど、新人の営業さんであれば「費用対効果が…」なんてことは考えず、最後までくらいついて頑張ってほしいと思います。営業としての能力は、お客さまと真剣に向き合うことで向上するものですからね!

最後に…

はじめて内覧した物件をすごく気に入った場合「ここで決めても大丈夫かな?」と悩んでしまいますよね。その場合、すぐに購入しないで保留しておきましょう。

 

すごく気に入って本気で検討したら、自分のなかに「マイホーム選びの基準」ができあがります。そうしたら、この基準をもとにして他の物件を一気に見て回ってください。このときは、ご縁を逃さないように迅速な行動が大事ですから頑張ってくださいね!

 

ここから学べることは…

 

インスピレーションを感じたらご縁があるということ!

 

「ここに住みたい!」と思える物件に出会えると、他の物件と比較検討しやすくなり、マイホーム購入が成功しやすいということ!

 

売主さまは探し始めのお客さまも大事にした方が良いこと!

 

現地を見に行くのがメンドウだとためらっていませんか?「おっ、これいいじゃん!」と気になる物件が見つかったらまずはご連絡ください。現地のご内覧はいつでも大歓迎ですから一緒に見に行きましょう!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

2019年8月17日追記…

現在、「手数料0円売却」・「セラーズエージェント」はお休み中です。「仲介手数料半額の不動産売却」をご検討ください。

 

事情を説明した記事はコチラ…

【超・重要なお知らせ】「セラーズエージェント」「手数料0円売却」をしばらくお休みにします。

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年…仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも、不動産業界にはなんか暗いイメージがあります。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人財が楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。「全員がHAPPY」なんてムリだけど、ゆめ部長と係わってくださったお客さまにはHAPPYになってほしい。できることを1つずつコツコツ積み重ね「幸せの種」をまいています♪
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