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2020年04月02日
不動産売買の知識

不動産は「最終1棟なら買い叩ける」というのは間違い!?安くできる物件・できない物件を知っておこう!

新築戸建の複数棟現場では「最終1棟!〇〇万円値引き!」という広告を見ることがあると思います。しかし、「最終1棟」「残り数棟」の現場だからといって、絶対に大幅値引きできるわけではありません。この記事では、大幅値引きできる場合・できない場合を一緒に考えてみたいと思います。

 

不動産業界15年宅建マイスター2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~

大きな価格交渉が難しい新築戸建

価格交渉ができないパターンから見てみましょう。

 

ゆめ部長の体験談を紹介します。

 

建築中の10棟現場で残り2棟!

売れ行き好調なのに物件価格の10%近い値下げ要求

 

駅から平坦で徒歩5分の立地に、道路を新設した10棟現場が発売されました。なかなか物件が出てこないエリアの高台ということもあり、建物建築中にもかかわらず、発売開始して最初の1週間で残り2棟になった大人気現場でした。

 

ゆめ部長がこの現場をご案内したところ、お客さまがとても気に入ってくれました。ちょっと遠かったのですが、埼玉県まで完成施工例を一緒に見に行き、夜にもう一度お会いする約束をしてお昼過ぎに解散しました。

 

夜の面談に向けて準備をしていた夕方過ぎのこと。なぜか、ご主人のお父さんから電話がありました。

 

話を聞いてみると…

 

「あと少しで完売だから金額下がるでしょ。息子夫婦が買いたいって言うから、400万円値下げするように言って。」とのことでした…。

 

大人気で発売後すぐに8棟成約している現場にもかかわらず、大幅な価格交渉でしたから通るわけがありませんよね。

 

「正直なところ、端数の80万円の交渉だって通らない可能性が高いですよ。」とお伝えしましたが、どうしても交渉して欲しいとのこと。

 

仕方なく、大幅な価格交渉の件、売主さまへ相談しました。幸いなことに、担当者さんが知り合いでしたので、一応、上席の方へお話を上げてくれました。

 

結果は…「即、却下されちゃったよ(汗)」との返答。

 

まぁ、当然ですね。せっかく利益が出る現場なのに、わざわざたたき売りする必要なんてありませんから。

 

ココの結論。

 

最後の1棟だったとしても、利益が出る優良物件で大きな価格交渉はできない!ということになります。

価格交渉は「聞くだけタダ」じゃない!

息子さん夫婦のため、孫のため、力になってやろう!というおじいちゃんの気持ちを感じたので、今回は一応交渉しました。

 

しかし…です。

 

このような相談をしてしまうと、売主の不動産会社からは「ダメな仲介会社・ダメな担当者」と思われてしまい、今後の取引に影響が出る可能性があります。

 

「言うだけタダ」なのは買主様の話だけで、私たちは「今後の仕事をしづらくなる」「信用を失う」という痛いデメリットがあるのです。

 

こんな事情も理解してくださいね。

大きな価格交渉ができる可能性がある新築戸建

次に、価格交渉をしやすいパターンを見てみましょう。

 

ここでも、ゆめ部長の体験談を紹介させてください。

 

全棟完成の20棟現場。

建売会社の決算期で残りの数棟が大幅値引き!

 

緑が多く残るエリアに、綺麗な街並みの20棟現場が完成しました。未公開の状態で数棟契約になり、建物が完成するまでの間に半分以上の10棟ちょっとが成約していた現場でした。しかし、完成してから後はなぜか売れなくなってしまい、価格が何度か見直されました。そして、残りが5・6棟あたりになった頃、担当者さんから「至急のご案内!」で電話がありました。

 

その内容は…

 

「決算に合わせて売り上げ計上したいため、利益無視で処分することになりました。既にほとんどが成約しているため、大々的に広告することは 絶対NG ですけど、内々で最大600万円まで交渉を入れてOKです。」とのことでした。

 

理由を聞いてみると…

 

建築中に販売できた他の号棟で最低限の利益を出せたため、赤字にならなければいいとの判断になったそうです。大きい会社になると、利益だけでなく、売上高も大事になるということですね!

 

内々で600万円も値下げできるというお話ですから、当然、複数の仲介会社で物件の争奪戦が繰り広げられました。残念ながら、ゆめ部長が契約できたのは1棟だけに終わってしまいましたけど、未公開時の時に契約した号棟より約1,000万円も安い破格の値段で契約できました。

 

ココの結論。

 

「決算が近い」

「全棟完成済みで売れ残っている」

 

などの条件が揃えば、大幅値下げの可能性があります。

 

「交渉できる」・「交渉できない」どちらのケースも、考えてみれば、「そりゃあそうだ。」という話ですね。

「価格が最優先!」の買主さまへのアドバイス

安く買えるチャンスを狙いた人へ。

ゆめ部長からのアドバイス!!

 

不動産屋さんを味方に付けよう!

 

売主の不動産会社の決算時期

売りたい度合い

 

この2つを見極められるかが重要なポイントになります。不動産屋さんを味方に付けて、密に連絡を取り、親身に対応してもらえるようにしましょう。

 

準備をバッチリ進めておこう!

 

次のチェック項目を見てください。

 

住宅ローンの事前審査を済ませましたか?

印紙は購入しましたか?

手付金を銀行から引き出しましたか?

マイホーム購入に一点集中できていますか?

週末に遊びに行く予定を入れていませんか?

 

売主さまの要望を受け入れよう!

 

数十万円~数百万円安くなるんです。売主さまの要望に合わせて動くことくらい、できてあたり前だと思いませんか!?

 

売買契約日は売主さま指定日

現地立会は売主さま指定日

住宅ローンの本審査を超特急で済ませる

引渡期日は売主さま希望に合わせる

 

どうですか…?

メンドウですか??

 

大変だと思っても、よく考えてください。

100万円貯金するのが、どれだけ大変かを…。

 

これくらい、協力できますよね。

 

ここまでやるから、有利な条件での契約を勝ち取れる可能性が高まるのです。しっかりと準備をして、不動産屋さんと密な連絡を取るようにしましょうね。

最後に…

売れ行き好調であれば強気になる。

決算が近いのに売上不足なら弱気になる。

 

あたり前のことです。

 

でも、大きなお金が動くマイホーム購入の場面では、迷路に迷い込んでわからなくなるお客さまがたくさんいます。素敵なマイホームとのご縁を掴むためには、冷静さも大事だということですね。

 

この記事を参考にして、家族のみんなが笑顔になれるようなマイホームを購入できるように頑張ってください!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年、仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも…不動産業界にはなんか暗いイメージがあり、このままではダメだと思っています。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人たちが楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。会社が幸せの発信基地になり、小さなHAPPYが拡がって欲しいと願っています。できることを1つずつ。コツコツ「幸せの種」をまいていきたいですね。
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