不動産売却はどの不動産屋さんがオススメ?「大手」「中堅」「中小零細」
不動産を売却することになったら、みなさんはどの不動産屋さんに依頼したいですか?不動産屋さんはコンビニよりも数が多いと言われていますから、選ぶのがむずかしくて悩んでしまいますよね。
会社の規模(大手・中堅・中小零細)にわけてそれぞれの特徴をまとめながら解説しますので、どこの不動産屋さんに依頼するかを決めるとき、参考にしてもらえたら嬉しいです!
ブログ執筆:上級宅建士「ゆめ部長」
不動産屋さんの特徴を表でまとめると…
「大手」・「中堅」・「中小零細」すべての仲介会社で勤務経験を持つゆめ部長が、独断と偏見により特徴を表にまとめてみました。
安 心 感 | サービス | 営業マン | |
大手会社 | ◎ | 〇 | △~〇 |
中堅会社 | 〇 | △~〇 | ×~〇 |
零細企業 | △~〇 | ×~◎ | ×~◎ |
大手会社…
大きなアタリは少ないけど、大きなハズレも少ない。安定感重視!
中堅会社…
購入ならお勧めしたい場合もある。売却は特徴がないかな…?
零細企業…
ヤバイ会社と素敵な会社が混在。アタリの会社・担当者はレベルが高い!すごく仕事ができる社長は、その辺の不動産屋さんでは全く太刀打ちできないレベルですよ!
この表をもとにして、それぞれの詳細を解説していきますね。
大手の仲介会社
まずは、大手の不動産仲介会社から見ていきましょう!
なんと言っても「安心感・安定感」が強みだと言えますね。社内に営業ツールが揃っていますし、契約書類のチェック体制も整っているため、担当者が新人さんでもある程度の質を期待することができます。
仲介手数料の割引はあまり期待できませんが、「インスペクション」「設備保証」「リモデリング」などの充実したサービスはポイントが高いと思います。また、各社のWebページは相当な集客力があるようです。特に、野村不動産アーバンネットさんの「ノムコム」は情報量が充実していますし、写真が多く掲載されているのでゆめ部長は好感をもっています。
ただし、大手に任せるから「絶対に安心だ!」という過信はNGですからご注意を。
「週刊ダイヤモンド」などの週刊誌でも記事にされていましたが、不動産業界の悪しき慣習を改善することができず、「両手仲介」を狙った「囲い込み」がいまだになくなる気配が感じられません。もちろん、大手だけがこんなことをしているわけではありませんけど、大手でも宅建業法違反は数多くある!ということです。
また、意外かもしれませんけど、経験が浅い人も多いので注意しましょう。ゆめ部長が勤務していた大手仲介会社の店舗は「優秀店舗」と評価されていたにもかかわらず、営業マンの半分は経験3年未満でした。マンションしか契約したことがないのに、一戸建ての査定もふつうに行くのですから、少し、怖くないですか…?
優秀な人たちは、独立したり、ヘッドハンティングされてしまいます。知識・経験・専門性・情熱をもった「本物のプロ」を探すのであれば、大手より小さな会社だと思いますけど、優秀な人を探すのもなかなか大変ですから、安定感のある大手に頼みたくなる気持ちはとてもよく理解できます。
参考記事…
中堅の仲介会社
次は、中堅の不動産仲介会社です。
おカネを稼ぎたい!という貪欲な人が集まるコミッション制の会社と、のんびり働く人が集まる会社があります。
「前者」はガツガツしていますので、拒否反応が出るお客さまも多いと思います。しかし、未公開物件を集めてくるネットワークはかなりの強みですから、住み替えるのが新築一戸建てやリノベーション物件でしたら、購入と売却を同時に任せるのもありだと思います。
写真・動画・Web情報のコメントに力を入れている会社も多く見られますね。零細起業よりも資金力がありますから、現地販売会や新聞折込などのアナログ広告にも力を入れてくれる可能性があります。
現地販売会やチラシは、実はブラック・グレーなお仕事になりやすいです。現地販売会の準備中に捕まった先輩が「電柱に看板を貼るのはレッド!しかし、カラーコーンに矢印やチラシを貼って道路にそっと置く程度だとグレー」とお巡りさんに言われたと聞きました。大手にはできない販売活動で「気合入ってるな~」とちょっぴり感心してしまいますけど、やっぱり、法律違反はダメですね。
「後者」はあまり特徴がないと言えます。街の不動産屋さんがフランチャイズに加盟しているだけの店舗では、賃貸管理をやりつつ売買もやる感じですから、特徴的なサービスをうまく打ち出せていません。
大手の安心感はないですし、中小零細の特徴的なサービスも見られません。自社の利益のみを追求した「囲い込み」をされる危険性もあるでしょう。
利用するのは「地域密着の不動産屋さんに、賃貸・売買・管理も任せたい」お客さまくらいでしょうか…。昔から家族のみんなでお世話になっていたり、アパート経営しているオーナーさんなどには選ばれてきたのでしょうけど、力がある社長さんはおじいちゃんの年齢で2代目はやる気がない…というのをよく見ます。
中小零細の仲介会社
最後は、中小零細の不動産仲介会社になります。
ゆめ部長が属するのはココです。そのため、自己アピールしているように感じられるかもしれませんけど、笑って許してくださいね!
中小零細企業はサービスや担当者の質にかなりバラつきがありますし、ブランドがないため、お問い合わせするのを少しためらってしまうかもしれません。しかし、独立する実力がある人、新しいサービスを考え出すエネルギーに溢れた人が多いため、素敵な会社や実力者に巡り合える可能性があります!
たとえば…
「宅建+FP」・「宅建+建築士」・「宅建+司法書士」のようにダブルライセンスで顧客満足度を高めている会社。
宅建の上位資格「不動産コンサルティングマスター」・「宅建マイスター」などの資格を持ち、フツーの営業マンからは聞けないような提案をする社長。とにかく仕事が好き!
Webに特化して圧倒的な地域情報を発信し続け、写真・動画・コメントが充実したサイトを作っている社長。使っているカメラは50万円!インスタ・ツイッターなどでの情報発信にも積極的。
地元密着の2代目社長。地域情報にすごく詳しくて頼りがいアリ!地域のお仕事にも積極的に参加しているため横のつながりが強く、何かトラブルがあっても助けてくれそうなお兄さん的な存在。
賃貸・管理・売買・リノベ・不動産のコンサルティングなどを全て1人でこなしてしまうスーパー社長。家族経営なのに売り上げが1億円弱もあるのだとか(驚)
どうでしょう…?自分の時間を切り売りしているサラリーマン感覚の営業マンにはないパワーを感じませんか!?
勉強熱心な人・不動産業界の悪い慣習に疑問がある人・売上よりもお客さんとのふれあいに喜びを感じる人・熱い企業理念をもっている人がいます。
担当者の「人柄」重視でしたら中小零細企業がオススメです。
「仲介手数料が安い」・「写真や動画の撮影がすごくウマイ」・「VRなどの最新技術を取り入れている」・「情熱があってトコトン寄り添ってくれる」・「売却、賃貸、投資のどれを選ぶべきか?を総合的にアドバイスしてくれる」・「お金に関することからリノベーションまでワンストップで解決できる。」こんなサービスを打ち出す会社があります。
会社の「サービス」重視でもやっぱり中小零細企業がオススメです。
中小零細企業の社長やフリーエージェントの営業マンは優秀な人が多いですから、Webページを見たり、1度会ってお話をしてみれば、何か感じるものがあるはずです。
このひと手間をかけたくない・かける時間がない人は、大手・中堅を選択した方が安心できてよいと思います。残念ですが仕方ありません…。
最後に…
「知識・経験・専門性・情熱・おもてなしの心」で「不安・悩み・怒り」を解決して喜びを共有したいと願っています。「大手のブランド」が最優先でなければ、ゆめ部長のような中小零細の不動産仲介会社も候補に加えてくださいね!
お問い合わせ、心よりお待ちしております!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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