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2018年12月29日
不動産売買の流れ

不動産売却査定の失敗経験【2】取引数が少なかった品川区の売土地

前回のお話…不動産売却査定の失敗経験【1】大手ハウスメーカー施行の大型開発現場に続き、今回はその2つ目の案件をまとめてみます。

 

不動産業界15年宅建マイスター(上級宅建士)2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~


【目次】

1.  査定した不動産の概略

2.  売却不動産の査定金額と成約金額はどうだったのか?

3.  他社の不動産査定書を比較してみると…

4.  最後に…

査定した不動産の概略

売主さまに相続が発生し、相続人さまの1人が居住している敷地の一部(庭先)を分割して売却することになった土地です。

 

不動産表記で最寄駅から6分~7分くらいと近いながら、閑静な住宅地に現場がありました。西側5mの私道に接道し、土地は整形地で面積が約20坪。容積率が200%あり、3階建プラン入る魅力的な物件でした。

 

物件があまり売りに出ない場所でしたから、近隣での成約事例がとても少ない上に、路線価(相続税や贈与税を計算する基になる価格で実際に売れる金額より安くなります)と、実勢価格(売れる金額)がかけ離れていました。

売却不動産の査定金額と成約金額はどうだったのか?

事例が少ないため、過去複数年まで遡って成約事例を調べるだけでなく、販売中の新築戸建や成約済みの中古戸建の価格まで参考にしながら丁寧に査定価格を算出しました。

 

私の査定金額:4,920万円~5,560万円 

売出提案価格:5,580万円~5,780万円

 

実際の成約価格は6,450万円(販売開始価格が6,980万円)でしたから、1坪あたり@40万円の違いがあり、だいぶ差が開いてしまいました…。

他社の不動産査定書を比較してみると…

他の不動産屋さんもみんなで仲良くハズしていましたので、まとめてみます。

 

R社:5,650万円~6,200万円

N社:6,680万円

T社:7,880万円~7,980万円

地場:5,000万円前後

 

改めて各社の査定を見てみますと、5,000万円前後~8,000万円で、成約価格が6,450万円ですから、N社以外は大きく外していたということになります。これは、みんなで反省しなければいけませんね。

 

しっかり反省して次へいかすために、なぜ査定金額と成約金額がここまで大きくずれたのか?を考えてみました。

 

このエリアでは成約事例が少なく、売買の取引が十分に積み重ねられていないため「相場」がまだ形成されていませんでした。そのため「平均的な成約単価よりも高い金額・安い金額のどちらにでも振れる可能性があった」というのが大きな理由だと考えています。

 

また、今回の事例の場合、買主さんが少し高めに購入してしまったという可能性もあるかもしれません。実際、すぐ近くにある15坪・北道路の成約事例から逆算しますと、対象地は5,000万円後半となります。

 

ここで言えることは、人気があるエリアに集まってくるのはお金持ちですから、気に入ってしまえば、割高だったとしても契約になるということです。

 

タワーマンションなど相場が形成されている物件での超高値成約は難しいですけど、事例が少ないエリアの土地・一戸建てであれば、高値成約の可能性があります。この点も踏まえた価格設定をするようにしましょう。

 

余談ですが…

 

不動産価格は土地の面積で変化するのを知っていますか?

 

一般的には3階建て3LDKのプランが入る15坪(約50㎡)前後の土地が1番高くなり、30坪・50坪という土地は面積が大きすぎるため、坪単価が安くなる傾向があります。

 

理由は単純で、3LDKのプランが入れば購入希望者が大幅に増えて需要が増えますから、金額は上昇します。一方、50坪の土地を購入できる人は少ないですから、需要が少なく金額は下落するのです!

 

人気のあるエリアですと、予算が1億円というお客さまも増えてきますから、逆に20坪・30坪あった方が売りやすかったかな…というのは改めて考えたところです。

最後に…

取引事例が少ない場所では、「売却」「購入」どちらも慎重に行うようにしましょう。

 

売却の場合、最初は少し高値から販売を始めてください。この記事を読んで、不動産屋さんの言い値で販売することが危険であることがわかったと思います。

 

購入の場合、その金額が妥当なのか、販売物件と成約事例を集めて検討してください。近隣で高値成約があり、その金額につられて新しく売りに出される物件の金額がどんどん上がった事例を何度か見たことがありますから要注意です。

 

もっと高く売れる物件を安く売ってしまったり、高値物件に手を出して損をしてしまわないように、皆さまが自己防衛を意識できたなら、恥を覚悟でこの記事を書いた意味もあったということです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

2019年8月17日追記…

現在、「手数料0円売却」・「セラーズエージェント」はお休み中です。「仲介手数料半額の不動産売却」をご検討ください。

 

事情を説明した記事はコチラ…

【超・重要なお知らせ】「セラーズエージェント」「手数料0円売却」をしばらくお休みにします。

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年…仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも、不動産業界にはなんか暗いイメージがあります。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人財が楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。「全員がHAPPY」なんてムリだけど、ゆめ部長と係わってくださったお客さまにはHAPPYになってほしい。できることを1つずつコツコツ積み重ね「幸せの種」をまいています♪

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