「物件の囲い込み」をした上でお客さまを奪ってまで両手仲介を狙われた怒りの体験談!
不動産会社は自分の利益(仲介手数料)が最優先であり、お客さまの利益を完全に無視した仕事をしています。こんな裏切り行為があたり前のように行われる不動産取引の現場で、ゆめ部長が直面した「怒りの体験」を紹介したいと思います。
「両手仲介を狙った物件の囲い込み」がどのように行われているのか…?また、「不動産業界の問題」「不動産取引の裏話」に興味があれば、ぜひ読んでみてください!
不動産業界15年・宅建マイスター(上級宅建士)・2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~
はじめに
この記事のお話は「物件の囲い込み」をするだけじゃなくて、ゆめ部長のお客さまをコッソリ奪い去って両手仲介しようとされた…そんな怒り爆発の体験談になります。「物件の囲い込み」をしたのは大手仲介会社(売却担当)で、ゆめ部長は購入担当でした。
ゆめ部長の怒りが積み重ねられる過程を【前】【中】【後】に分けて語っていきますので、
■ 不動産屋さん同士の戦い
■ 売主さまへの裏切り行為
■ 買主さまが被った不利益
このあたりに注目しながら読んでみてください。
この記事では専門用語がたくさん出てきます。そのため「中級者」「上級者」向けの内容になりますけど、「初級者」の人にも読んでもらえるように勉強用の参考記事を貼っておきます。ちょっと時間はかかるかもしれませんけど、この記事を完璧に理解できるように3回読んでみて欲しいです。
思い出すのも腹立たしい体験ですけど………。
よしっ!いきます!!
【前】内覧予約だけでも超大変!
ゆめ部長のお客さまから「ネットで見つけたマンションだけど、扱えますか?」というお問い合わせがありました。
早速調査をしてみたところ、不動産会社専用の物件検索サイト「レインズ」には情報が未登録でしたが、大手の仲介会社が販売窓口になっていましたので、少し待ってもらえれば紹介できるようになるはずだとお伝えしました。
専任媒介契約の場合、宅建業法でレインズへの登録義務が課せられています。大手は法律違反をできない(はず!)ですよね。だから、近いうちに情報が登録される可能性が高いと判断したわけです。
それから1週間後…レインズに販売情報は登録されましたが、販売図面が登録されていませんでした。そこで「販売図面を送ってくれませんか?」と担当者へ電話したところ「まだ作成中で送れません。」との回答がありました。
スーモなどのポータルサイトには情報を掲載しているのに、販売図面を作るだけで1週間かかるなんてどう考えてもおかしいですよね~(呆)大手の販売図面は定型化されたつまらないものですから、ゆめ部長なら20分で作れると思います。
こんな状況ですから「あぁ、これは、物件の囲い込みだな…」と理解しました。
まぁ、本当のことを言えば、もっと早くからわかっていたんですけどね。販売図面をすぐに登録しなければ「物件の囲い込みをしたいから紹介させないよ!」というメッセージだと受け取っていますから。
そういうことで合ってるよね?●●不動産さん??
(●●が気になったら…ゆめ部長と会った時に聞いてください。該当する会社は複数ありますけど、特にヒドイ会社はどこの不動産屋さんに聞いても同じ回答でしょうね~)
話を戻します。
販売図面が完成するのを待っているフリをするのも疲れるので、もう少し攻めてみようと思い、内覧依頼書を送って土日の内覧予約を入れてみました。
しかし、いくら待っても返事が来ず…。(まぁ、当然か。)
こちらから何度も電話したのに、「トイレ」・「会議中」・「契約中」・「案内中」・「定休日」などと言われて担当者と話をすることすらできません。最後には「交通事故で瀕死の重体です」とか「退職しました」とでも言うつもりなのかな??
暇な時に「言い訳集」でも作ってみようかな(笑)
そして、折り返し電話のお願いも余裕のスルー。
その後、ゆめ部長も意地になり電話を続けること10数回。ついに担当者と話をすることができました!でも、今度は「売主様の都合で再来週まで物件の内覧はできません。」との回答が…。
担当者都合の次は売主さま都合か!!!
販売図面を登録せず、内覧予約を無視し、電話からも逃げる…。これは、どう考えても「両手仲介」を狙った「物件の囲い込み」ですね。
とは言え、「物件の囲い込み」をしている確たる証拠があるわけでもないので待つしかありません…。そこで「再来週でも構わないので売主さまの予定を確認してほしい」と伝え、我慢して待つことにしました。
ここから待つこと数日。
ゆめ部長のお客さまにご縁があったのか…
おバカ担当者にバチがあたったのか…
理由は定かではありませんけど、おバカ担当者は買主さまを見つけられず「両手仲介」できなかったようです。
ここでやっと、おバカ(消すつもりが太字にしちゃったぜ。)担当者が諦めて、ゆめ部長がお客さまをご案内する予約を確定できました。
内覧予約だけで電話を20回以上かけて、内覧依頼書を3回も送って…。
イライライライライライライライラさせられて…。
内覧予約しただけ…なんですけど!?
参考記事…
【中】案内~申込~契約までのやりとり
2週間以上待たされて、やっと現地をご案内してきました。
お客さまはこのお部屋をとても気に入り、その日のうちに不動産購入申込書へ署名捺印。早速、おバカ担当者を通して売主さまへ提示しました。
しかし、苦労はここからさらに続く…
周辺相場よりも販売価格が高く感じられたので、お客さまと相談した結果、3,680万円から▲180万円の3,500万円で交渉をスタート。(妥当な交渉だったと思います。)
通常、売主さまからは当日、遅くても数日以内に次のような回答が来ます。
【×】交渉は受けられません。
【△】その金額は厳しいので〇〇万円はどうですか?
【〇】その金額でOKなので契約日を設定しましょう。
ところが、予約時の苦労が再び繰り返され、数日どころか2週間も結果の回答が出ず。担当者へ何度電話してもやっぱりつながりません(怒)
散々待たされている間に、お客さまが第1希望に考えていたマンションが売りに出てきました。そこで「これ以上待たされるのであれば、新しく売りに出されたマンションへ振り替えます。」とメールで伝えたところ「▲80万円であれば売主さまはOKです。」との電話がすぐにありました。
内覧するまでの2週間、申込をしてからの2週間、ずっと自社で両手仲介をするためにお客様を探していたのだと思います。
ゆめ部長が▲180万円でお申込をしていたので、この申込書を使い「もうちょっと高ければ1番手にできますよ。」とか自分のお客さまへ言っていたのではないでしょうか。それでも決まらないし、自分の営業数字も足りないし…ということで、急いで電話してきたのだと思っています。
もし、ゆめ部長のお客さまが第1希望のマンションに振り替えをしていれば、この大手仲介会社は売主さまの期待を裏切り利益を害したことになります。もっと言えば、損失を被らせてしまった…とも言えます。
自分たちが「6%+12万円」の仲介手数料を得るために、信用して売却依頼をしてくれたお客さまを裏切る…。こんなこと、絶対にあってはいけないことです!許せませんし、許されません。こんな不正を摘発しない関係団体もおかしすぎる!!
【後】お客さまを奪うつもりだった大手仲介会社 (怒!!)
この体験談はここで終わりません。
この大手仲介会社、売主さまの利益を害し、買主さまに不利益を与え、さらにゆめ部長のことも裏切る行為をしていました。
それは…ゆめ部長が送付した不動産購入申込書に記載した「お客様情報」を見てお客さまに電話をかけ「直接契約して欲しい」という連絡をしていたのです。
ゆめ部長が送った不動産購入申込書には名前と住所は記載していましたけど、電話番号は記載されていません。おそらく、お客さまがこの会社で顧客登録をしたことがあったのでしょう。
名前と住所から登録されている電話番号を確認して連絡するって…。個人情報保護法はどうなったんだろう?コンプライアンスは完全無視なのか!?とあきれ果ててしまいました。
しかも、▲180万円は無理だと言っていたにもかかわらず『自分と直接契約してくれるのであれば、売主さまには「案内が少ないからこのままでは売れない。ここで売った方が良い」と説得して希望の金額まで下げてきます。』と提案したそうです。
本来、このおバカ担当者は売主さまから売却依頼を受けているわけですから、売主さまの利益を最優先するべき立場にいるわけです。それにもかかわらず、自社の仲介手数料「6%+12万円」を確保するために、買主さまの価格交渉を通し、ゆめ部長を裏切り、そのしわ寄せを依頼主の売主さまに押し付けようとしたのです。
本当に許せない担当者ですけど、この大手仲介会社・この店舗とは他の案件でもトラブルがありましたから、店舗自体が法律違反を何とも思っていないのだと思います。
最後に…
“不動産の「悩み・不安・怒り」を解消するぞー✨ のお役立ち情報をツイート ✅ホンネで語るよ ✅業界の裏側…コッソリ教えるよ ✅役立つ知識を集めて発信するよ ✅さんへ優しく解説するね ✅ガンバル不動産屋さ…
— name (@yumebucho) YYYY年MM月DD日
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