「売却不動産の買主さまを探す方法」と「買主さまがマイホームを探す方法」
不動産を売却するとき、どうやって買主さまを探せばいいの…? 不動産を購入するとき、どうやって物件を探せばいいの…?こんな疑問を持つ人も多いと思います。そこで、この記事では「不動産取引の仕組み」の知識を解説しながら、ゆめ部長のサービスも一緒に説明しますね。
ブログ執筆:上級宅建士「ゆめ部長」
レインズを活用して売却不動産の購入希望者を見つける!
売却不動産の購入希望者を探す方法は大きく分けて2つあります。
1つ目がレインズ(REINS)という不動産屋さんのネットワークを利用することで、売却不動産の情報を拡散させ、購入希望者を探す方法です。
まずは、この方法から解説します!
不動産屋さんの専用サイト「レインズ」に物件情報を登録すると、そのエリアを得意にしている不動産屋さんが情報をキャッチしてお客さまへ紹介してくれます。ゆめ部長が三鷹市をメインにする会社で働いていた時、暇があればレインズをチェックしていました。三鷹市内で新規物件が登録されないか、お客さまに提案できる物件が登録されないか…1日に5回以上は確認したものです。
不動産屋さんはレインズで情報をキャッチすると次のような方法で買主さまを探してくれます。
■ 過去に顧客登録をしているお客さまへの紹介
■ 自社Webサイトへ掲載
■ suumoなどのポータルサイトへの掲載
■ 店頭に販売図面掲載
■ 新聞折込広告
■ オープンハウス開催
などなど。
東京都だけでも2万社以上の不動産屋さんがありますから、その中の一部が協力してくれるだけでもスゴイ情報拡散力があることがわかると思います。
でも、注意しなければいけないこともあります。
それは…この情報拡散システムは「性善説に立った理想論」であり、残念ながら現実とは異なっているという点です。
不動産取引の現場では、販売窓口になっている不動産屋さんが上記のような広告活動を拒否しています。つまり、他社さんが情報を拡散できないようにしてしまうのです。
理由は単純。不動産屋さんは自分が儲かる「両手仲介」をしたいからです。「両手仲介」なら報酬が2倍なのに「片手仲介」なんてやっていられるか!!と考えているため、他社さんが買主さまを見つけることを絶対に阻止したいわけですね。
依頼してくれたお客さまの利益を無視するなんて、本当におかしな業界だと言わざるを得ません(怒)
ゆめ部長なら、レインズを積極的に活用して情報を広く拡散できるように努めます。他社の不動産屋さんを「敵」としてみるのではなく、「味方」に付けた方が早期・高値の成約を狙いやすいのは間違いないからです。
たくさんのお客さまに内覧してもらえれば競争が起こり、お客さま同士が牽制しあってくれるため、売主さまにとってよい結果に結びつきやすいのは当然ですよね。
ゆめ部長は自社の利益を最優先して両手仲介を狙うよりも、お客さまの信頼を得る方が経営の安定化につながると考えて、このシステムを採用しています。
ちょっと補足しておきます。
ゆめ部長は3つの売却サポートプランを作りました。その中で「仲介手数料無料売却」だけは「売主さまの仲介手数料を無料にする」という目的を実現するために「囲い込み」をすることになります。
詳細は別記事を読んでみてください。きっと、納得してもらえると思います!!
参考記事…
ポータルサイトへ情報を登録して売却不動産の購入希望者を見つける!
売却不動産の購入希望者を探す方法の2つ目は、莫大なアクセス数を誇るsuumoなどのポータルサイトへ情報を登録して購入希望者に見つけてもらう方法です。
ポータルサイトはたくさんあります。例えば…
■ suumo
■ LIFULL HOME’S
■ at home
■ YAHOO!不動産
■ オウチーノ
■ HOME ADPARK
■ いえらぶ
正直、スーモ・アットホーム・ホームズ・ヤフー以外はよくわかりません。ゆめ部長が使ったことがあるのはこの4つだけです。過去に800件近い問い合わせを集計してみましたらsuumoが圧倒的でしたから、今はsuumoとat homeくらいしか登録しなくなりました。
このポータルサイトに情報を登録しておけば、お客さまが自分で検索して希望条件に合う不動産を探して問い合わせをしてきてくれます。
皆さまもマイホームを探す時にはsuumoなどのポータルサイトで検索してみますよね??
このポータルサイトは競合物件も多数掲載されていますから、少しでも他の不動産と差別化を図るために、綺麗な写真 + スライドショーではない動画を掲載し、充実したコメントも入力しておきたいところです。
ゆめ部長がsuumoに掲載する時は、天気の良い日でLDKに光が1番注ぎ込む時間を狙い、広角カメラで写真と動画を撮影します。もちろん、周辺環境も大事なのでお散歩しながら撮影します。(「セラーズエージェント」限定。)さらに、お客さまから預かる資料やヒアリング内容をもとに充実したコメントを掲載します。
ここまで頑張るから問い合わせ数が増加するのです!!
このWebページでは何度も言っていますけど、不動産を高値・早期で売却するためには「内覧数を増やすこと」がとても大事です。最初は「ちょっと気になるなぁ…」程度でもOKなので、まずは興味を持ってもらう必要があります。
ここが、不動産屋さん(エージェント + 会社)で実力差が出るところでしょう。
買主さまがマイホームを探す方法
買主さまがマイホームを探そうと思った時、どんな方法があるでしょうか?
■ ネットで不動産情報を探して問い合わせる
■ 不動産屋さんの店舗へ行く
■ オープンハウス開催中の現地へ行く
■ ポスティングチラシや電柱看板を見て電話する
■ 住宅展示場やモデルルームに行く
などなど、色々ありますよね。
最初から不動産屋さんに問い合わせをする人は少数派で、ネットを使ってマイホーム探しを始める人が多数派でしょうから、ネットを使ったマイホーム探しについて解説したいと思います。
実は、レインズに掲載されている物件のほぼ全てがネットに掲載されています。それどころか下記のような物件もあるため、不動産屋さんで物件を紹介してもらうより、ネットで探した方が情報量は多いと言えます。
■ レインズに未掲載の新着物件
■ 囲い込みをされている物件
■ 未公開物件
■ 売主直売物件(新築マンションなど)
しかし、ネットは情報量が少ないですし、間違いもたくさんあります。
そこで重要になるのが、その物件の良い点・悪い点をしっかり見極めて正直に説明してくれる「プロの不動産屋さん」です。ネット情報の間違いを指摘し、不明な箇所があればお客さまの代わりに調査して報告をしてくれる…そんな心強いパートナーが必要になります。
信頼できる不動産屋さんをパートナーにできたら、物件紹介をしてもらいつつ、自分でもポータルサイトなどで積極的に情報を探しましょう。全ての情報を簡単に入手できるシステムはありませんので、このやり方を強くオススメします。
ここからはゆめ部長がマイホームを探すなら…というお話です。
ゆめ部長がマイホーム探しをするのであれば、まず、情報量が圧倒的に多いsuumoを確認します。suumoには、三井のリハウスさん・野村不動産さんなど、大手仲介会社のサイトに掲載されている物件もほぼ掲載されているのでとても便利です。
大手仲介会社は専任媒介の不動産情報を大量に保有していますから、土地・中古物件を探すのであれば外すことはできません!
気に入った物件が見つかったけど、ポータルサイトに掲載された情報よりも多くの情報が欲しいなぁ~と思えば、三井のリハウスさん・野村不動産さんのサイトや、他のWebページを補助的に見に行く感じです。
興味がある物件が見つかったり、わからない箇所を質問したい!と思ったら、次はどの不動産屋さんで内覧を依頼するかを考えます。
物件情報を掲載している不動産屋さん以外でも同じ物件を取り扱えることが多いため、サービスに魅力を感じる会社・フィーリングが合う担当者さんなどを探し、問い合わせをしてみます。
物件を囲い込まれていたり、売主直売の物件だったりすると取扱不可の場合もあります。その場合は仕方ありません…直接問い合わせをして現地を見に行きましょう。
ここからは絞り込みの作業になります。見に行った不動産が気に入るかどうか、会った不動産屋さんが信用できるかどうか…で物件と人と会社を選別していくのです。
最終的には「この人は信用できるぞ!」と感じた不動産屋さんから「この物件ならだ丈夫でしょう!」と言ってもらって購入できる…こんなマイホーム探しになったら最高だなぁ~と思っています。
最後に…
これからは「物件力」に頼った不動産屋さんではなく、「サービスの内容」と「担当者のレベル」で勝負できる不動産屋さんが勝ち残る時代になるはずです。
皆さまが信頼できる不動産屋さんと巡り合い、納得のできる不動産売買を実現できるようにお祈りしています!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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