大手で1年売れない中古戸建を200万円「値上げ」して3週間で成約!【不動産売却・大成功事例】
大手仲介会社で1年売れずに困っていた中古戸建の売却を大成功させたお話です。
大手で1年販売して1年売れなかったにもかかわらず、「金額が安いよな…これ」と感じたゆめ部長が「200万円値上げ」して強気で再販売したところ、わずか3週間で申込が2本も入り、2番手の方と30万円引きで契約することに成功しました!
担当者の情熱・アイディア・写真技術でこれだけ結果が変わる!ということ、大手だからと安心して任せきりにしたらダメなんだ!ということを知ってください。
ブログ執筆:上級宅建士「ゆめ部長」
売却大成功した中古戸建はどんな不動産だったの?
最寄駅から徒歩7分の閑静な住宅街にある中古戸建。有名なハウスメーカーの建売住宅で築年数は8年。状態は良好でした。
土地の形は旗型地(敷地延長)で隣地と少し高低差があります。「室内が暗そうだな…」と思いましたよね?ところが…室内に入ってみるとビックリするほど明るかったのです!
道路向かいが月極駐車場で解放感があり、南側が隣地のお庭になっているおかげで室内に光が注ぎ込んでいました。さらに、膨張色の白い床材が光を反射して明るく感じさせてくれる効果もあります。
現地を実際に見に行ってみて「これはもっと高くても売れるでしょ!」「なんで1年も売れなかったの?」と思えるほど良物件でした。
なぜ、この戸建が売却できなかったのか?3つの理由とゆめ部長が行った成約への工夫を解説しましょう!
この戸建が売れなかった理由と成約への工夫【1】
売れない理由1:現地案内がメンドウだった!
売主さまは既に引越済みで空室でした。鍵が大手不動産会社の店舗に保管されていましたので、お客さまをご案内するためには、先に店舗で鍵を借りてこなければいけません。
通常は大きな問題ではありませんが、この現場から店舗までの道が悪かったのです…。最寄駅の目の前にある店舗まではかなりキツイ坂を上り、息を切らし歩いて8分。車で店舗に立ち寄ろうとすれば、大通り沿いだから停めづらい(怒)
さらに、現場の前面道路は道幅が4mなのに対面通行。すれ違いが困難なため、道路に停めて案内するのも不可能。しかも、現場周辺には100円パーキングが見あたらない…。
「こりゃあ、案内することになったらメンドウな物件だな…」と思いました。そこで、ゆめ部長からアドバイスを2点。
(1)駐車場に営業車の駐車をOKにする。
(2)現地にキーBOXを設置する。
営業マンが現地を案内しやすいようにしてあげれば、内覧数が多くなって競争が起こり、早期・高値の成約を目指すことができるのです。少し考えてみたら「そりゃあ、そうだよね!」というお話ですけど、意外とできていないものだったりします。
上記2点のアドバイスはデメリットもありますから確認しておきましょう。
運転技術は人それぞれ。ブロック塀にぶつけられる可能性は0ではありません。また、現地にキーBOXを置いておくと、勝手に室内に入られる可能性がありますし、鍵を戻し忘れて紛失…ということもあります。
このデメリットがあることを了承したうえでご協力いただけるか…?これで成約までの道のりが大きく変わってきます。
もちろん、定期的な見回りを実施してキーBOXの番号を変えたり、内覧後に担当者さんから報告をしてもらうことで、このリスクを減らすことはできますから、過度な不安は必要ないと思います。
最終判断は皆さまですから、メリットとデメリットを天秤にかけて判断してくださいね。
なお、不動産は「高額商品」ですから、高値成約のためには定期清掃が必須です。定期清掃まで不動産屋さんに任せようとする売主さまが多いですけど、自分の商品ですから、気持ちを込めて定期的にお掃除するようにしてください!ゆめ部長が行うのは「簡易清掃」までです。もし、遠方に住んでいる・移動が困難などの事情があれば、ゆめ部長が代わりに頑張りますのでお気軽に相談してください。
この戸建が売れなかった理由と成約への工夫【2】
売れない理由2:販売図面から伝わる情熱が“0”だった。
現場の写真は、インターネットだけでなく、不動産屋さんからもらう販売図面にも掲載してありますよね。ゆめ部長はキレイな写真を販売図面にたくさん掲載したい派ですけど、やる気のない不動産屋さんの場合、写真は0か1枚がほとんどです。
この戸建も売れていないだけあって、ひな型を使った販売図面に外観写真が1枚だけペタッと貼られているだけでした。
旗型地は暗い印象の写真になりがちのため、撮り方に工夫が必要になります。それにもかかわらず、曇り空であることすら気にせず、スマホで適当に撮ったのでしょうね…。販売図面の写真から受けるメッセージは「この物件暗いんですよ~」でした。やる気のなさに、もう、あきれるしかありません。
これじゃあ、売れる物件が売れなくなるのも当然!(怒)
そこで、ゆめ部長は現場の魅力を表現できるように、「広角レンズの一眼レフカメラ」を使って写真を撮り直すことからスタートしました。
事務所から現場まで少し遠くて大変でしたけど、午前中に1回、西日が入る午後に1回、2日に分けて撮影したおかげで、全部屋でアピール力のある写真が撮れました。ついでに、お散歩にピッタリの公園・いつでも安いOKストア・スーパー銭湯・イオンなど、生活を充実させてくれる施設もパチリ。
これらの写真をたくさん使い、現地を実際に見てきたからこそわかる魅力を文章で織りこみながら販売図面を作成しました。
大手のブランドにあぐらをかいた営業さんと比べたら、気合と物件への愛情が別次元だってこと、皆さまに伝わったと思います!!
ゆめ部長の写真力をチェックしたいなら次のリンクをクリックしてください。
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参考記事…
この戸建が売れなかった理由と成約への工夫【3】
売れない理由3: 不動産は「商品」だという意識が欠如していた。
1年も売れ残ってしまいましたから、「全体的に汚れが気になるな…」と感じました。そこで、再販売にあたって売主さまに下記のお願いをしました。
■ ハウスクリーニング
■ 不具合箇所の補修
■ 植栽のお手入れとアプローチ部分の清掃
■ スリッパ、芳香剤の設置
■ 電気と水道を使えるようにする
■ 切れている電球の交換
マンションや戸建などの不動産は高額な「商品」ですから、現地を見に来てくださるお客さまを「おもてなし」する心を大事にしてください。ゆめ部長が担当する場合は、こういうこともしっかりアドバイスしますよ!
こうやって3つ見てみるだけでも「どの不動産屋さんに依頼するか?」よりも「誰に依頼するか?」の方が大事だということがわかるはずです。「大手だから安心」とか「知り合いの紹介だから安心」とか、それじゃあダメですからね!
最後に…
マンションや戸建などの不動産を大成功させたいなら、【不動産屋さん】と【担当者さん】をしっかり選ぶことが大切だということ。この記事をここまで読んでくれたならOKですよね!?最後に具体的な選び方を説明しておきます。
【不動産屋さん】は「会社のカラー(方針)」と「サービス内容」を比較します。「会社のカラー(方針)」は代表者挨拶や企業理念をチェックすればわかりますよ。お金儲けばかり考えている会社は、代表者の挨拶があたりさわりのない文章になっている可能性が大です!情熱があって会社を設立したなら気合が入り、そこにカラーが出るはずです。
参考記事…
自分とカラーが合わないと感じれば、その会社は選択肢から外します。「大手だから…」とか「家や勤務先から近いから…」なんて理由は排除してください。
「サービス内容」は、高値で売れるシステムになっているかを確認します。わからないことがあれば、遠慮なく質問しまくってください。納得いくまで説明してくれなかったり、説明が下手であれば、その程度のサービスだということですからバッサリ切ります。
次に、【担当者さん】の見極めは、物件に惚れ込む情熱と、物件の魅力をアピールできるスキルを持っているか?を見てください。過去に作成した販売図面を見せてもらうだけで、やる気があるのか?スキルはあるのか?その答えはすぐにわかりますよ。
マンションや戸建の売却は、どの不動産屋さん・どの担当者さんに任せるかで簡単に数百万円の差が出るものです。だから、妥協しないでくださいね。
売却大成功事例の自慢話を最後まで読んでくれて感謝です!ここまでの長文を最後まで読んでしまったあなたは…ゆめ部長とフィーリングが合うのかもしれませんね (笑)「売却をゆめ部長に任せてみたい!」と思ったら、まずはお気軽にご連絡ください。
皆さまとお会いできるのを楽しみにしています!
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