不動産売却では「販売図面」に情報と愛情を込めよう!
不動産売却では、売却不動産の写真・間取図・物件概要・アピールポイントなどを1枚の「販売図面」に盛り込んで買主さまへアピールすることになります。販売図面はどのようなポイントをおさえて作成すればいいのか…ゆめ部長なりの考えをまとめてみますので、不動産を売却する際は参考にしてください!
不動産の販売図面とは…?
まず、ゆめ部長が作成した「販売図面」を見てください。
2023年8月時点・最新版 の販売図面がこちら!
「QRコード」をつけて
■ YouTubeの物件紹介・ショート動画
■ 360°VR内覧
を見られるようにしました。
内覧するかどうかの検討・内覧前の予習・内覧後の復習・夫婦間での情報共有・両親と共有して資金援助をお願いするなど、いろんな使い方ができるのでは!?と期待しています。
現在は空室になっているので、リビング・ダイニングの写真は、家具・照明・小物をCG加工して魅力アップさせることも検討中です♪
では、次の販売図面にいきましょう。
こちらの現場では、
■ 室内リフォームの提案・実施
■ 室内飾付
を実施しました!!
真っ直ぐ不動産がサポートするまで、3社が売却サポートしていたそうですが、「こんなに一所懸命やってくれたのは初めてです!」と喜んでいただけました!あとは、無事に成約できるまで、焦らずサポートを続けていきます♪
販売図面に記載する項目は…
■ 価格
■ 交通・駅からの徒歩時間
■ 住所
■ 写真
■ 間取図
■ 物件概要
■ 魅力アピール
■ 仲介会社の情報(下の帯部分)
こんな情報をまとめています。
「写真」や「魅力アピール」などは不動産屋さんの実力が出る部分なので、やる気・知識と経験・センスなどが一目瞭然です!
たとえば…
■ 写真0枚・間取図1枚の販売図面
■ 切り張り+手書きの販売図面
これじゃあ、売れる物も売れませんよね。
■ デザイン重視で内容が薄い販売図面
デザインセンスが良すぎると意外と見てもらえないそうです…。図面はカッコイイんだけど、アピール文がポエム過ぎてわからないとか、不動産価値をアピールできていないとか、そんな残念な図面になってしまうことが多いような気がします。
■ 気合入りまくりの販売図面
ゆめ部長作成の販売図面から気合いは伝わりましたか!?写真撮影で1時間~2時間かけ、アピール文を売主さまと一緒に考えて作成するので、この販売図面を作成するだけで数時間かかっているんですよ。「大切なマイホームが素敵なファミリーに受け継がれて欲しい。」そんな愛情を込めて毎回作成しています♪
皆さまがマイホームを売却するなら、絶対、販売図面を一所懸命作ってくれる不動産屋さんがイイですよね!売却を任せる不動産屋さんは、こんな視点も踏まえて探しましょう。
続いて、良い販売図面を作るポイントを解説しますね。
販売図面で奥さまの心を掴む!
お客さまは大量の販売図面を不動産屋さんから渡されパラパラと見比べます。たくさんの販売図面を見るため、せっかく魅力的な物件だったとしても、愛情が込められていない販売図面だとスルーされてしまう可能性があります。他の販売図面に埋もれず、印象に残せるかが重要ポイントです。
そこで、アドバイス!
販売図面は「女性目線」を意識しよう!!
なぜなら、マイホーム探しの入口は奥さまになることが多いからです。奥さまが新しいマイホームでの生活を思い浮かべてワクワクできる♪そんな魅力が込められた写真を用意しましょう!女性は感性が豊かなので販売図面から受ける「第一印象」が勝負ですよ!!
「わぁ~ステキ♪」
「ここ、見に行きたいね!」
こんな言葉を旦那さんへ言ってもらうのが目標です。
この目標を達成するために、ゆめ部長がこだわっているポイントを説明します。
ゆめ部長が販売図面作成でこだわるポイント
ゆめ部長がこだわっている箇所はココ!
■ 綺麗な写真を最大限掲載する
■ たくさん撮影して訴求力がある写真を選ぶ
■ 写真を整然と配置してスッキリさせる
■ 利用できる駅・バス便は細かく記載する
■ 売主さまから魅力をヒアリングして反映する
■ 間取図は業者に発注する
■ オプションで付けた設備をアピールする
■ リフォーム・リノベ・修繕履歴も記載する
■ 住宅購入の優遇税制も記載する
マンションであれば…
■ 駐車場などの空き状況を調査しておく
■ ペット飼育の可否も調査する
■ 分譲時パンフレットから魅力を抜粋する
などなど。
そして、販売図面を丁寧に作る過程で、アピールポイントも収集・整理することができます。マンションであれば、分譲時パンフレット・図面集・管理規約・総会議事録などにもしっかり目を通すようにしているからこそできる作業です!
■ 二重床・二重天井
■ 大手ゼネコン施行
■ 住宅性能評価書
■ フラット35利用
■ 住宅ローン減税利用
■ 大規模修繕実施
■ 耐震診断・補強工事の実施
■ 修繕積立金の積立額
■ マンションの管理状況
こういった点も見逃さず、しっかりアピールするのが大事だと考えています!
販売図面が適当に作られてしまう原因
販売図面は、不動産屋さん専用の物件検索サイト「レインズ」に登録します。売却を担当する不動産屋さんからすれば、レインズを通して他の不動産屋さんに買主さまを見つけられてしまうと「片手仲介」になり「両手仲介」できず儲かりません。そこで、販売図面を適当に作り、他社の不動産屋さんが買主さまを簡単に見つけられないように妨害しようとするわけです。
もし、販売図面を適当に作られている場合は、遠慮なく修正してもらうべきです。高額な商品を売却するために、高額な仲介手数料を支払うわけなので、売主さまの当然の権利だと思います!
参考動画…
重要キーワード「両手仲介」「レインズ」などがわからなければ、不動産屋さんに騙される可能性「大」です!全12回の動画で最低限の知識を勉強しておいてくださいね。
販売図面への口出しはOK!積極的に意見を言おう
不動産屋さんが作ってくれた販売図面に、シロウトが口出しなんてできないよね…と思うかもしれませんけど、口出しはOK!全く問題ありませんので、積極的に意見を伝えるようにしてください。
マイホームは居住者・所有者だからこそわかることがあります。
たとえば…
■ 陽当りや風通し
■ 維持修繕の履歴
■ 周辺環境
■ 隣にお住まいの方
■ 町内会の状況
などなど。どれも買主さまにとってはすごく知りたい貴重な情報ですよね。
特に陽当りは重要です。写真を見て「暗く見えちゃうな。もっと明るいのにさ…」と思ったなら、「リビングには10:00~11:00に光が注ぎ込むからこの時間で撮り直してほしい!」と伝えてください。再撮影すらしてくれないのであれば、上司に連絡したり、他の不動産屋さんに変更してしまいましょう。
素敵な販売図面ができるといいですね♪
最後に…
ゆめ部長がマイホーム購入を担当する時、「なぜ、この重要なポイントを販売図面でアピールしないんだろう?」と思ったことが何度もありました。おそらく、知識・経験がなさすぎて、重要ポイントだと認識できないことに原因があるんじゃないかな…と思っています。
売主さまにとっても、買主さまにとっても、販売図面に情報と愛情が込められていないのは悲しいことですよね…。この記事を多くのお客さまに読んでもらい、不動産取引が根本から変わっていくように祈っています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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