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2020年05月09日
ゆめ部長ブログ

大幅値下げできたら現金一括で買ってあげる。価格交渉してみる!?【イヤだな…と思うお問い合わせ 3】

不動産取引の現場で「イヤだな…」と思ったお問い合わせをゆめ部長がぶった切るシリーズ【全10話】の【3話目】です!

 

ゆめ部長に「大幅値下げできたらこのマンションを現金一括で買ってあげる。値下交渉してみてもいいよ。」というお問い合わせがありました。大幅な価格交渉をしてほしいのに「仲介手数料を稼ぎたいんでしょ?この金額なら買ってあげるから、チャレンジしてみたら?」って…どこから目線なのでしょうか?今回は「現金一括購入だからって謎の上から目線の人」に物申します!

 

不動産業界15年宅建マイスター2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~

「とりあえず聞いてみて」…そんな価格交渉はお断り!

サラリーマン時代、こんな内容の問い合わせメールが届きました。 

 

現金一括でマンションを購入予定。現場の近くに住んでいて相場はだいたいわかっているんだけど、このマンション高いよね。いくらまで値引できるのか電話ちょうだい。

 

あぁ~~もう。こういうのキライ。

今なら絶対に返信しない。

スルーしてそのままゴミ箱行き確定。

 

でも、この時はサラリーマンでしたからね…。やる気は起こらないし、気持ちがこもらないけど、仕方なく電話をしてみました。

 

そしたら、絶句することを言うじゃないですか…

 

「希望としては10%の値引きなんだけど、どう?やってみたい?下がればすぐに現金一括で買うから価格交渉してみてもいいわよ。」

 

ハハハ…。この人、本気で言ってるんだなぁ。

なんだか、もう、言葉が出ないよ。

 

そんなことを考えながらもサラリーマン。1度電話を切り、相場を調べてみました。

 

結論は「少し高いかな…」と思いましたけど、再開発が予定されているエリアのため、売主さまが強気になるのもうなづけるマンションでした。それにもかかわらず、10%の値引きを要求されてもムリに決まっています。時間がもったいないと感じ、すぐに電話をして丁重にお断りしました。

 

こういうタイプの人に良く言われるのが「とりあえず聞いてみてよ。」というフレーズ。確かに言うのはタダに思えますけど、私たち不動産屋さん同士では評判が落ちていきます。「あの会社、毎回ビックリする指値してくるんだよ。関わりたくないよね。」なんて陰で言われてしまうのです。

 

ハッキリいいますけど、通る可能性が全くない価格交渉はしませんよ!

価格交渉したいなら不動産屋さんを味方に付けよう!

不動産を購入するために大幅値下げをして欲しいなら、上から目線で自分勝手な依頼をするのではなく、不動産屋さんを味方に付け、頑張ってもらえる方法を考えるべきです。

 

こういう問い合わせをする人は、ほぼ間違いなく、同時並行で複数の不動産屋さんに電話をしています。「たくさん電話すれば希望金額に下げてくれる人が見つかるはず!」そう期待しているのでしょうけど、こんなやり方は絶対にうまくいきません。

 

あなたが誰かがわからないし、

現場を見てもいないし、

本当に現金で購入できるのかもわからない。

 

この状況で、売主さまが「じゃあ、その金額でOK」なんて言うわけがないのです。満額じゃなくて大幅値下げですからね…逆の立場を少し考える想像力があれば、誰でも簡単にわかることですよ。

 

価格交渉を「お願い」するのではなく、

価格交渉をさせてあげると「許可」をする。

 

いったい誰があなたのために頑張るというのでしょうか…。不動産屋さんを味方にするどころではなく、確実に、嫌われていますからね。

現金一括購入だからって大幅値下げはできません!

「現金一括購入だから大幅な値下げができるはず。」という話。いままで何回聞いてきたことでしょうか…。

 

ズバッと切っておきますよ!

 

売主さまは、現金で買ってもらっても、住宅ローンで買ってもらっても、どっちでもいいから「高く買ってよ。」と思っています。住宅ローンの融資実行を待つだけで数百万円高く売れるなら、99.9%の売主さまは喜んで待ちますから、「現金一括だぞ!ありがたいだろ!!」という態度は止めておきましょう。

 

大幅値下げに応じてもらえる場合は、即日現金化したい場合や、再建築不可物件・違法建築物件などで住宅ローンを利用できず、販売が長期化している場合などでしょう。その場合は、ゆめ部長が感触を確かめて、大幅値引きがいけそうであれば伝えます。

 

ゆめ部長は現金一括購入で大幅値下げを勝ち取った経験がありますので、事例を紹介しておきます。

 

過去最高の値下げは、1億3,000万円の土地を▲2,700万円の1億300万円で契約した案件です。この案件は決まるまでに数か月かかり、不動産会社の担当者と打ち合わせを重ねる中で良い条件を引き出すことができました。電話一本で大幅値下げを勝ち取るなんてほぼ不可能です。諦めてください!

 

参考記事…

不動産を住宅ローンなしの現金一括で購入しても大幅値下げできるわけではない!

最後に…

不動産取引は人と人とのやり取りです。上から目線の電話1本で値下げを勝ち取って欲しいという考え方はやめてくださいね。

 

価格交渉を通すためにはコツがあり、しっかりとした準備が必要になります。それだけ準備をしたとしても、価格交渉が全く通らないことだってよくあるのです。だからこそ、不動産屋さんを味方に付けて、一緒に頑張る…そんな姿勢で挑んで欲しいと願っています。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年、仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも…不動産業界にはなんか暗いイメージがあり、このままではダメだと思っています。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人たちが楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。会社が幸せの発信基地になり、小さなHAPPYが拡がって欲しいと願っています。できることを1つずつ。コツコツ「幸せの種」をまいていきたいですね。
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