失礼ですが…不動産の「物件力」だけに頼る販売方法だから高値売却できないのです!
不動産売却を甘く考えている売主さまに対してズバズバ遠慮なく発言をする「失礼ですが…」シリーズ。本日は「物件力に頼りすぎるから家が売れない!」です。
不動産はこの世の中に全く同じものが2つとありません。個別性が強く代替性が限定的であるという性質があるため、工夫することで高値成約を勝ち取れる可能性が高まります。それにもかかわらず、物件の魅力(物件力)を磨くことなく、素材そのままで勝負しようとしている人が多すぎると思っています!
早く売れることだけで満足したくないなら、物件力を高められる「会社」と「担当者」をしっかり選びましょう。
それができないなら…残念ですけど、負けるのは当然。高く売れなくても文句は言えません!「そりゃ、そうだな。ウチも高く売りたいぞ!」と思ったら、この記事を読んでみてくださいね。
不動産業界15年・宅建マイスター(上級宅建士)・2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~
「物件力」が高い不動産を相場で売却するなら簡単。でも、本当にそれでいいの…?
次のような物件なら、どこの不動産屋さんでも相場で売却するだけなら簡単です。
■ 駅近の再開発エリアにある東南角地40坪
■ タワーマンションのペントハウス(最上階)
■ 大人気マンションの地権者住戸
■ 滅多に売りに出ない都心の超人気エリア
こんな高い物件力を誇る不動産なら、不動産会社専用の物件検索サイト「レインズ」に情報を掲載すれば、あっという間に買い手が見つかることでしょう。
しかし…ですよ。
物件力が高いレア物件にもかかわらず、相場通りの金額で早期に販売することに対して、高額な仲介手数料を支払う必要があると思いますか?
ゆめ部長なら、物件の魅力をできる限り引き出して高く売ってくれる不動産屋さんに販売を任せたいです。
少なくとも、次のような提案をされたら絶対にイヤです!
「高額物件は買った人が自分で好きにリノベーションするから現況のままでいいんですよ。後で責任が発生するのはメンドウですから、建物の責任は免責にしておきましょう。」
こんな不動産屋さんでは、相場通りで売ってくれるのか…それすら怪しくなってきます。この担当者は売主さまに楽をさせたいのではなくて、物件を磨くのがメンドウで、自分が楽をして儲けたいだけですから注意してください!
物件力を高められるのか…?不動産会社と担当者の実力を測りましょう!
売却不動産を高値成約できるのかを測る計算式…
物件力× (写真力+拡散力+忍耐力+営業力+ブランド力)
物件力は最大100ポイント
その他は最大3ポイント
最高点で100×15= 1,500ポイントとなります。
自分が選んだ不動産屋さん(エージェント+会社)のサービス・担当者の実力を上記の式にあてはめて計算してみてください。もともと物件に備わっている「物件力」に、この式の計算結果をかけてみれば、高値成約できる可能性が高いか…、低いか…を測ることができます。
あなたが選んだエージェント(担当者)は、キレイな写真を撮ってくれますか?また、実績とプロ意識を持っていると感じられましたか?
あなたが選んだ不動産会社は、情報の拡散力がある売却システムになっていますか?そして、忍耐強くサポートしてくれそうですか?
物件力を高めてくれる「担当者」と「売却システム」は、皆さまの確かな目で選ばなければいけません。1番大事なポイントですから、ちょっと大変でも、時間がかかっても、妥協しないで頑張ってくださいね。
参考記事…
レベルが低い不動産屋さんが作る販売図面。物件の魅力を伝えられない…
「物件力」を磨くことも、アピールすることもできない不動産屋さんの販売図面と、ゆめ部長の販売図面を比較してみてください。
まずはダメな販売図面です。
この販売図面を見て…どう思いましたか?
この不動産は、駅近・商業地・整形地ですからオモシロイ物件でした。しかし、物件を磨かず、何の工夫もせず、ハサミで切った区画図をノリで貼り付けるだけの適当な販売図面をレインズに載せるだけなんて…。これでは、お話になりません!
さらに、販売図面の下 ( 帯の部分 ) には「他社広告NG」と書かれていますけど、自社での販売活動は広告費をケチってロクにしていなかったようです。それなら、他社さんにポータルサイトや自社Webページに掲載してもらえばいいのに…と思います。
このような仕事ができない不動産屋さんだけでなく、賃貸がメインの会社が作成した販売図面もヒドイものが多いです。図面はもっと綺麗ですけど、情報が極端に少ないですし、売買取引をわかっていない感が漂うのです。
こんな不動産屋さんがたくさんいますけど、こんな人たちに任せて、ホントに大丈夫ですか!?
2枚目の画像はゆめ部長が売却をお手伝いした際に作成した販売図面です。レベルが違いますよね!
写真は100枚以上撮影しましたし、間取図は業者に発注しています。アピールポイントは分譲時のパンフレットなどを読み込み、売主さまにヒアリングしてから盛り込んでいるんですよ。
最後に…
物件に魅力があれば、適当に販売しても売れるというのは事実です。しかし、物件の魅力を際立たせるように工夫を凝らして努力できれば、もっと良い条件で成約を狙うことができるのも、また事実です。
「物件力」がある物件は不動産屋さんが奪い合いをします。つまり、売主さまは有利な立場で選べるのですから、チヤホヤしてくれる不動産屋さんではなく、本当のプロを自身の目で選ぶようにしてください。
チヤホヤしてくれると、ついつい嬉しくなってしまうのはわかるんですけど、それに負けるようではもったいないです!皆さまは「不動産売却の負け組」にならないでくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
参考記事…
“不動産の「悩み・不安・怒り」を解消するぞー✨ のお役立ち情報をツイート ✅ホンネで語るよ ✅業界の裏側…コッソリ教えるよ ✅役立つ知識を集めて発信するよ ✅さんへ優しく解説するね ✅ガンバル不動産屋さ…
— name (@yumebucho) YYYY年MM月DD日
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