【第2回】媒介契約の基礎知識|失敗しない不動産会社との契約
大手の不動産会社に任せたのに全然売れない...。複数の不動産会社に依頼したらトラブルになった...。このような失敗をしないために、不動産売却の重要な第一歩となる「媒介契約」について解説します。
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不動産売却の媒介契約とは
媒介契約とは、不動産を売却する際に不動産会社と結ぶ契約です。この契約書には、売却活動を進める上で重要な項目が記載されます:
■ 販売希望価格
■ 仲介手数料の額
■ 違約金の条件
■ 不動産会社と売主さまの義務
■ 契約期間
【 重要 】契約書の「原本」を必ず受け取り、大切に保管しておきましょう!
媒介契約の3つのタイプ
媒介契約は3種類のタイプがあり、一般→専任→専属専任の順で売主さまへの拘束力が強くなります。その分、不動産会社の義務も重くなっていきます。
1. 一般媒介契約の特徴
■ 売主さまは複数の不動産会社に依頼可能
■ 不動産会社にレインズ登録義務なし
■ 売却活動の報告義務なし
2. 専任媒介契約の特徴
■ 売主さまは1社のみに依頼
■ 不動産会社にレインズ登録義務あり(7営業日以内)
■ 定期的な売却活動の報告義務あり
■ 売主さま自身で買主さまを探すことが可能
3. 専属専任媒介契約の特徴
■ 売主さまは1社のみに依頼
■ 不動産会社にレインズ登録義務あり(5営業日以内)
■ 定期的な売却活動の報告義務あり
■ 売主さま自身で買主さまを探すことは不可
媒介契約の期間と注意点
1. 契約期間は3ヶ月以内
媒介契約書に期間の上限が定められています。通常は3ヶ月単位で設定されます。
2. 途中解約は可能
ただし、実費や広告費を請求される可能性があるため、契約前に条件を確認しましょう。
3. 成約しなければ費用はかからない
仲介手数料は成功報酬型のため、売却が成立しなければ請求されません。
4. 更新には書面手続きが必要
■ 自動更新はできない
■ 継続する場合は3ヶ月ごとに更新手続きが必要
■ 更新時に条件の見直しも可能
まとめ|媒介契約の重要ポイント
【1】媒介契約は売却活動の土台となる重要な契約
【2】3種類の契約から最適なものを選択する
【3】信頼できる会社・担当者を探して専任媒介または専属専任媒介がおすすめ
— name (@yumebucho) YYYY年MM月DD日
