【第3回】レインズの基礎知識|13万社の情報網を活用
全国13万社もの不動産会社が物件情報を共有しているって知っていましたか?このシステムを使うと、好条件での売却を目指すことができます。今回は、不動産売却の"裏側"で動く重要なシステム「レインズ」について解説します。
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レインズとは?
レインズとは、Real Estate Information Network System の略称で、全国の不動産会社が物件情報を共有する不動産会社専用のシステムです。
物件情報を一元管理しているレインズは、全国13万社の不動産会社が活用し、売主さまの大切な不動産をより多くの購入希望者へスピーディーに紹介することができます。
■ 専任媒介:7営業日以内
■ 専属専任媒介:5営業日以内
に登録する義務があります。
もし、期限内に登録しない場合、不動産会社は、業務停止処分の対象となります。 このように厳格なルールを設けることで、適切な情報共有を行い、公正な取引を実現しているのです。
情報拡散の仕組みとメリット
レインズに登録された情報は驚くべきスピードで拡散されます。その仕組みを見てみましょう!
■ Step1:不動産会社がレインズに登録
■ Step2:情報が2つのルートで拡散
【ルート①】
他社の不動産会社が情報をキャッチし、サポート中のお客さまへ紹介
【ルート②】
各不動産会社が以下の方法で広告活動を実施
■ 不動産ポータルサイト(SUUMO、HOME'S、at homeなど)
■ 自社Webサイト
■ SNS
■ 新聞広告
■ ポスティング
この効果的な情報拡散により、より多くの購入希望者に物件情報が届き、良い条件での売却が実現できるというメリットが生まれるのです!
条件の良い買主さまを探せる
レインズのおかげで、次のように複数の購入申込みをもらえることがあります。たとえば、3,000万円で売り出した物件で:
■ A社:3,000万円で購入希望
メリット:満額
デメリット:引渡は3カ月後、住宅ローン審査に不安
■ B社:2,900万円で購入希望
メリット:住宅ローン審査済み、買主さまの印象◎
デメリット:価格交渉あり
■ C社:2,800万円で購入希望
メリット:現金購入、即時引渡し可能
デメリット:価格が低め、内覧時の印象が悪かった
このような場合、売主さまの優先順位に応じて最適な条件を選択できます:
■ 少しでも高く売りたい場合
⇒ A社を選択
■ 安心・安全に進めたい場合
⇒ B社を選択
■ すぐに資金が必要な場合
⇒ C社を選択
このように、レインズを活用することで、売主さまの希望に合ったベストな選択をできる環境が整うわけです!
まとめ|レインズ活用の重要ポイント
【1】レインズは全国約13万社をつなぐ不動産会社専用の物件情報共有システム
【2】情報が幅広く拡散されより良い条件での売却が目指せる
【3】複数の買主さまから最適な条件を選択できる
— name (@yumebucho) YYYY年MM月DD日
