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2020年05月11日
ゆめ部長ブログ

購入条件が厳しくて3年探しています。なんとかしてください!【イヤだな…と思うお問い合わせ 10】

不動産取引の現場で「イヤだな…」と思ったお問い合わせをゆめ部長がぶった切るシリーズ【全10話】の【最終話】です!

 

「購入条件が厳しくて3年探しています。なんとかしてください。」というお問い合わせがありました。条件が厳しいと自覚しながら永遠に探している人のために、不動産屋さんはどれだけムダに働かされるのでしょうか…?今回は「自分だけは得をできると信じ続ける迷惑な人」に物申します!

 

不動産業界15年宅建マイスター2級FP技能士の「ゆめ部長」が心を込めて記事を執筆します!それでは、さっそく目次のチェックからいってみましょう~

「超お買い得な不動産」を探し続ける人

本当に不思議なのですが「条件が厳しくて希望の物件が見つからないんです。」と自分で言う人が結構います。この世に存在しない「超お買い得な不動産」を探していたら、一生見つかるわけがありません。

 

それくらいのことは、自分で理解しましょう。

 

探し始めならともかく、3年かけて数十件も現場を見ていながら、希望物件に巡り合えなかったというのは探し方が間違っているのです。そんな探し方が許されるのは「富裕層」だけですからね!

 

ゆめ部長が受けたことがある相談を紹介します。

 

事例1…

 

杉並区で新築戸建を探しています。中央線の駅から徒歩10分以内で整形地を希望していますが予算は5,000万円までです。主人が自営業で私は産休中。自己資金がほとんどないためローンが組めるかわかりませんけど、サポートいただけないでしょうか?

 

事例2…

 

職場が豊洲なので豊洲駅が最寄り駅のマンションを探しています。子どもが男の子・女の子なので4LDKを希望しています。住宅ローンを60歳までに完済して田舎に引越したいので、その時にでも売れるように築10年程度、予算は諸費用込みで4,500万円です。もう2年探していますが、これだ!と思える物件に巡り合えていません。

 

どちらもこの世の中に存在していない物件を探しています。巡り合えるとしたら、宝くじに当たるような確率ではないでしょうか…?巡り合えたとしても、激戦を制さないと購入なんてできません。あなたは「即断即決・現金購入・即引渡」に対応できますか??できなければ、ムリですよ。

 

こういう問い合わせは「自分は妥協するつもりがないので、安く売ってもらえる不動産を私のために見つけてきてください。」と言っているのと同じで、ハッキリ言うと、ワガママだと思います。

マイホームの希望条件を整理することからリスタート!

不動産屋さんに問い合わせなくても、自分の希望条件をネットで検索してみれば、この世の中にそんな物件が存在しないことは30分あればわかります。

 

予算が厳しいとわかったら、希望条件を整理して探し直してみるしかありません。自分の条件に合うように物件価格を下げてもらうなんて…どう考えても無理ですからね。

 

マイホームの希望条件をまずは箇条書きしてみましょう。その中で譲れない条件を書き出して優先順位を付けていきます。

 

まずは、上位5つくらいを満たしている物件を探してみてください。大体70点以上の点数を付けられれば候補に入れるべき物件だと言えます。なぜなら、希望条件を100%満たす物件なんて予算の30%増しくらいになってしまうものだからです。

 

事例1で中央線が譲れない条件であれば、もっと西側までエリアを拡げるべきです。どうしても中央線・杉並区の新築を狙うのであれば、借地権や間口が2mの旗型地で駅から遠い物件も検討するしかありません。

 

事例2であれば東雲方面までエリアを拡げ、築年数も20年程度まで検討しなければいけません。希望条件を満たした物件は5,500万円前後になってしまいますからね。

どうしても激安不動産を購入したいなら…

準備を整えてから複数の不動産屋さんで顧客登録してみてはいかがでしょうか?

 

希望金額で適当な物件を見つけて事前審査を通しておきます。その内定通知書をもって不動産屋さんを巡ってくるのです。やる気があること、住宅ローンの心配がないことがわかれば、不動産屋さんも少しは頑張ってくれると思います。

 

ウンザリするような営業も受けると思いますが、相場よりも安い物件を探しているのですから、それくらいは我慢しなければいけません。ごく稀に売り急ぎで安く買える案件が出てくる場合もありますから…。

 

ただし、過度の期待は禁物です。

「不動産買取業者に流さず私に紹介して」がムリな2つの理由

予算が厳しくて買いたい物件がなかなか見つからないから、「不動産買取業者に紹介するような物件を私だけに教えて。」「激安物件を厳選して紹介して。」という要望を出されることがあります。しかし、ハッキリ言ってそんな物件を購入できる確率は限りなく0に近いです。その理由を簡単に説明しておきます。

 

理由1…

 

安い物件は不動産買取業者が狙っています。そして、仲介会社は買取業者に買ってもらうことを望んでいます。なぜなら…仕入時と分譲時の2回で仲介手数料をもらえるからです。

 

売主さまからしても、個人に安く売るなら不動産買取業者に買い取ってもらった方が
責任がなくて楽になります。そして、現金化も早いメリット付です。

 

理由2…

 

安く買える物件があれば激しい競争になります。予算がないし住宅ローンが心配…という人と、現金一括・即日契約できて1週間後の引渡もOKという人がいたら、売主さまはどちらを選ぶでしょうか…?

 

当然、住宅ローンの心配がない人を選びますよね。

 

激安物件にはものすごい数の人・業者が群がります。その中であなたが1番になれる自信はありますでしょうか…?ゆめ部長なら、宝くじに当たるような確率に勝機は全くないと考えて諦めてしまいます。

 

それでも「夢の宝くじを狙いたいの!」と言うなら…

 

仕方ない。優しさも込めて言いますよ!?

 

不動産屋さんは、あなたを迷惑がっています。

これ以上嫌われる前に諦めてください。

最後に…

東京23区は不動産取引が活発に行われていて既に相場が形成されています。そのため、予算が少ないことを理由に激安物件を探したとしても買えるわけがありません。

 

そんなムダな時間と労力を使うよりも、相場をしっかり調べ、予算で購入できる物件がどんなものになるかを確認するようにしましょう。その結果「これじゃあ買いたくない。」という結論でもいいと思うのです。

 

売買より賃貸。というのも1つの結論ですし、自己資金を貯めて5年後にもう1度探してみよう!という結論でも1歩前進になります。少なくとも1年・2年・3年…と探し続けるよりもずっと建設的でよいですよね。

 

ちなみに、ゆめ部長は中央線の人気エリアの新築マンションを購入しましたが、駅までの距離は諦めてバス便OKにしました。嫁さんが子どもの生活環境を重視したいといったことが決め手で、家探しはわずか10時間でした。 

 

参考記事…

嫁ちゃん10時間でマイホームを決める!

「売買 VS 賃貸 どっちがいいの?」 宅建マイスターが具体例でわかりやすく解説します。

 

【イヤだな…と思うお問い合わせ 】シリーズはこの10回目で終わりになります。少しグチ交じりの否定的な話もしましたけど、不動産屋さんもなかなか大変だね~と笑って少しだけでも理解してもらえたら嬉しいです。

 

10話全部読んでもらえたら、結構、重要な知識も身についたはずです。この知識を参考にすることで、皆さまの不動産売買がうまくいったら嬉しく思います!

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

お知らせ…

「セラーズエージェント」「手数料0円売却」は現在準備中です。

この記事を書いた人
渡部 直人(ゆめ部長) ワタナベ ナオト
渡部 直人(ゆめ部長)
不動産取引の仕事一筋15年、仕事中心の生活をしてきました。ハッキリ言って仕事は趣味です(笑)でも…不動産業界にはなんか暗いイメージがあり、このままではダメだと思っています。そこで、ゆめ部長は考えました。お客さまが安心して取引できるだけでなく、才能あふれる人たちが楽しく働ける環境を作り、この暗いイメージを払拭・改善していこう!と。会社が幸せの発信基地になり、小さなHAPPYが拡がって欲しいと願っています。できることを1つずつ。コツコツ「幸せの種」をまいていきたいですね。
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