不動産を高値で売却するための準備「奥さん」対策編

不動産を売却するときには「女性目線」と「男性目線」で考えることをオススメしています。今回の記事では「女性目線」での準備を説明したいと思います！

ブログ執筆：上級宅建士「ゆめ部長」

マイホーム探しで現地に行ったとき、女性と男性では注目する箇所が異なっています。男性は、建物の構造や仕様・地盤の強さ・修繕計画やリフォーム履歴・相場などを重視しますけど、女性はこの点に関してそこまで厳しくありません。

女性が気にするのは…

■ 室内の清潔感

■ 匂いと臭い

■ 明るさ

■ 収納力

■ 家事動線

■ 防犯

などになります。

最近の日本は女性の社会進出が進み、女性と男性の差はあまりなくなってきているかもしれませんけど、この2つの目線で準備をしておけば、間違いなく売却活動で有利になります。

「潔癖症なダンナが異様に細かくチェックする！」

「投資家みたいな嫁さんが価格に厳しい！」

など逆のパターンもあるでしょうけどね～（笑）

奥さん対策の準備は入念に行いましょう！

準備したいこと…

■ 水回りを中心に気持ちを込めたクリーニング！

■ カーテンの洗濯

■ バルコニー掃除

■ 細かい箇所のホコリ取り

■ お子さんのおもちゃ整理

■ 落書き消し

■ 破損個所のリペア

現地が空室なら…

■ 電気・水道はいつでも使える状態のままで！

■ 照明器具とエアコンはできるだけ残置！

準備したい物…

■ スリッパ（大人用で最低4足・お子さん用で最低2足）

■ バルコニースリッパ（最低2足）

■ 観葉植物・フェイクグリーン

■ 芳香剤（スティックタイプ）

■ オシャレな詰め替えボトル（お風呂）

■ オシャレな小物

■ 新しいホウキ・チリトリ・バケツ・雑巾

■ クイックルワイパー・ゴミ袋・空のペットボトル1本

マイホームは人生の中で1番高額なお買い物になるかもしれませんよね。だからこそ、内覧してくれるお客さまへ、おもてなしの心・感謝の気持ちを届けましょう♪

室内を清潔に保ち、優しい香りのする空間づくりをオススメします。特に、玄関は開けた瞬間の第1印象がとても大事だと言われていますから、玄関にキレイなスリッパと男の子・女の子用の子どもスリッパを置いてください。

観葉植物やスティックタイプの芳香剤なども忘れずにお願いしますね。

内覧30分前には空気を入れ替えます。ゆっくり内覧できるようにエアコンをつけ、照明は全てＯＮにしておきましょう。

次に、少しでも明るく見えるようにカーテンは全部オープンが原則です。「クローゼットは空けないで欲しい…。」「この部屋は見ないで！」という対応はぜったいにダメです。おもてなしの心は万全な準備で伝えるものですよ。

あたり前に思える。そんなことを1つ1つ、丁寧に積み重ねていきましょう。

説明したことを完璧に準備できている売主さまは全体の10%にも満たないのが現実です。だからこそ、大きな差別化につながる気がしませんか！？

女性は1度見た印象が強く残るものですから、本当に徹底した準備が大事だと言えます！

ゆめ部長が経験した事例を2つほど紹介してみます。

事例1…

リノベーション工事を行う前にマンションを見に行った事例です。

玄関扉を開けた瞬間…臭い！！！

男性1人暮らしだったらしく、タバコのヤニで黄色くなった汚いクロス、カビだらけの浴槽がキツかったです…。

これを見てしまった女性の感想は

「キレイになっても生活をイメージできない。許せない！」とのことでした。

事例2…

いわゆる「ゴミ屋敷」と言える状態の現場を内覧しました。

ゴミ屋敷と言っても生ゴミなどがあるわけではなく、趣味のレコードや雑誌が大量に置かれているだけで、全て捨ててしまえば床の貼替さえも必要なさそうです。

ゆめ部長は「おぉー、これはイイじゃないか！」と思いました。ご主人も相場よりだいぶ安いから興味津々。

しかし！！！

男2人が感度が出ているその横には、とってもイヤそうな顔をした奥さん…。

この現場は、奥さまが「絶対NG!!」で決まりませんでした。

ねっ？厳しいでしょ？？

購入案件の体験からも売却方法を考え続けるゆめ部長。購入も売却も両方こなし、最前線で働くからこそ、見えるサービスがあるのです！！

日本人は「加点方式」よりも「減点方式」で考える人が多いようです。とにかく少しでもマイナスポイントを減らしていくことを考えてみてください。そうすると、自然と「おもてなしの心」が大事だと気が付くはずです！

良い条件での成約を勝ち取れるように、がんばってください！！

この記事と合わせて下記の「男性対策」も一緒に確認してくださいね。

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■ 2019年11月30日　投稿